中華圏の日本歌謡にハマった話|「それが大事」のカバー曲、李克勤「紅日」

湖南省 我想和你唱 李克勤 紅日

ここ最近、香港や中国の歴史や現代文化を知るのが非常に楽しいです。
3月に香港・中国旅行へ行ったきり、頭ン中はずっとチャイナ。

あの膨大な国土と人口、何が起こるか分からない危うさ…なのか。一体中国の何が僕を引きつけるのか。
気がつけば海外YouTuberが上げる中国の情報や文化の動画を見ている、、、。

僕の行ったのは、広州や香港の華南のほうでしたが、様々な人が行き交っていて活気のある感じが好きでした。
中華圏は台湾へ何度も行きましたが、香港で味わったバタバタした感じはゆったりとした台湾とは全く違う感じ。

そんな華南に恋い焦がれ、この半年間は中国語をガチで始めたり、文化を少しづつ学んできました。

その一つが、日本の曲のカバー文化です。まずはこれを聴いてみてください。

李克勤さんが歌う「それが大事」の広東語版「紅日」

大事MANブラザーズバンドの「それが大事」…の広東語バージョン。
カリスマ歌手なんて呼ばれている李克勤(ハッケン・リー)という香港の人が、92年に「紅日」という名前で出したところ大ヒット。

その翌年には普通話バージョンもリリース。

テンポが早いw

でも中文版は歌詞が良いんですよ。
日本版は、歌詞の意味がよく分からない部分があるけど、中文版は人情味が感じられます。

命運給人多少機會 命運讓人無言以對
運命は人にどれだけチャンスを与え 理由なく反論するのだろう

命運老是答非所問讓人掉眼淚
いつも望まない答えで人を泣かせるけど

我不會灰心 狂風吹呀吹
僕はがっかりしない 強風よ、かかって来い

讓我們用心 一起來體會
身を入れて 一緒に感じよう

生命之中十字路口往右還是左
人生の十字路でどちらに進むべきかと迷う

誰知道從小到老悲歡離合人生要什麼
一生のうちに誰かと出会っては別れ
人生に何が必要なのか誰にも分からない

我願意 為了情結 我也為了 太多太多 心中的一種執著
心の奥にある感情やたくさんの信念のためなら僕の臨むところだ

天地之中那一顆心真的了解我
世界中でただ君だけが僕のことを理解してくれる

我知道因為是你陪我哭過也給我快樂
僕は知っている 君の悲喜交々に
付き合ってくれることが僕を幸せにすると

像紅日之火永真心愛我
太陽の炎のような真心で僕を愛してほしい

一起走忘掉 世界的冷漠
一緒に歩いていくことで 世界の冷たさを忘れよう

我的夢海闊天空
僕の夢は海や空のように果てしなく広い

有一個未知遠方呼喚你也等著我
まだ見ぬ未来が夢を呼び、僕を待っている

我的心 有一團火 請問你先要這個未來嗎
僕の心は炎のように尋ねるけど、君はこの未来を望んでいるのかい?

你要相信我
僕を信じて欲しい

もしや中国でメジャーな曲?

この中文版カバーが非常に気に入ったので色々と調べたところ、
湖南省の『我想和你唱』というテレビ番組で、一般の人と歌う様子が。

「紅日」は中国本土でも人気の曲のようです。

この記事によれば、中国の忘年会で日本人が披露して良いほど、有名な曲のようです!すごいな。

というか中国のテレビ番組がすごい

湖南省のテレビ局「湖南卫视芒果TV」は、2015年で一番視聴率が高い衛星テレビ局らしい。

そのテレビ局の看板番組は、日本のアイドルもゲストで出演している『天天向上』という番組。
その司会者が汪涵(ワン・ハン)という人なんですが、この人は『我想和你唱』でも司会を務めています。

なるほど、じゃあこの番組もすごく有名なんだろうな〜

この番組は、専用のアプリがあり視聴者が歌う様子をアップロードできるらしい……

すごい。純粋にすごい。

現代の日本でここまで老若男女楽しめるような音楽番組なんて、なかなか無いですよね。

日テレの『THE夜もヒッパレ』が最後だったと思いますよ。

しかし、この一体感、漢民族らしさというか、中華圏ならではの団結感を感じさせます。
こんなん見てるとますます中国が好きになるんですね。

中華圏の80-90年代の日本消費文化とは?

話は逸れましたが、調べれば調べるほど80-90年代は日本のカバー曲の多さに驚きます。

日本が欧米の曲に影響を受けて自己流の文化が発展したと同様に、この時代はアジア諸国が日本の歌謡曲やポップスに影響を受けて文化の土台を作っていったのでしょうか?

僕は2年前に台湾交流協会へビジネスで訪問し、文化についてやりとりをしたことがあります。

その時に、
「2010年代に台湾はアニメやPOPSの文化があって、台湾は日本好きってイメージを受けると思いますけど、
80-90年代のほうがもっとスゴイです。韓国の文化も入ってきていないし、当時はもはや日本の曲しかないぐらいの感じでした。」
と教わったのを思い出しました。

80-90年代は、日本からの影響力は強かったのでしょうか。
その時代を実際に生きたことがないので分かりませんが、今よりも日本ブーム(というより日本文化を享受することが当たり前で自然)だったのかもしれません。

おわりに。カバー歌謡曲の探し方

最後に、カバー歌謡曲の探し方をお伝えします。

ニコニコ動画上では毎日、カバー曲がアップロードされています。全てkeroperoという人が毎日上げてくれているようです。
一体どんな方なのでしょうか…。

中国語カバーソング」というタグから検索が可能です。

ぜひ自分の好きな曲を調べてみてはいかがでしょうか。
日本とノリも違うので、意外と面白い違いを感じることができますよ。

私の他に気に入っている曲は、
爆風スランプの「東京ラテン系セニョリータ」のカバー「火熱動感La la la」です!

ではまた!

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